西日本で一番小さな市である京都向日市は、古くから良質な竹やタケノコの里として知られていました。
向日市を心から愛する有志が、タケノコを活かした町おこしができないかと考え、PRのために竹馬で向日市から金沢まで270km歩いたり、竹馬全国大会を開いたりと奮闘した結果、イベントは大成功。ただし、あまりにもマニアックであったため、町おこしというほどの成果は得られませんでした。
“何かないか。愛する向日市のために、町おこしになるようなことができないか。”
有志の1人であった、リーダーは考えました。考えに考えた結果、リーダーは一つの結論にたどり着きます。
“ないものはない”
さらにリーダーは考えました。そして熟考を重ねた結果、ひらめきました。
“なかったら作ればいいやん”
それからは、どうすれば注目される町おこしができるか、有志の皆で話し合いました。
そこで注目されたキーワード、それが...
『激辛』
“古くから罰ゲーム的にTV番組などでも何度も使われてきた激辛にまつわる様々なもの。すでにインパクトのあるこのキーワードを、逆のイメージとして確立できたら面白いのではないか”
そこからさらに話し合いを重ね、平成21年7月9日、「辛いけど旨い」食べ物にこだわった「京都激辛商店街」が誕生しました。
そこからは、次々とアイデアが展開します。
“商店街と言えばキャラクターでしょ!”
思わずさわりたくなる特徴的なあごを持つ京都激辛商店街キャラクター「からっキー」の誕生です。
“商店街と言えばテーマソングでしょ!”
向日市出身のミュージシャン、ツキシン氏により、一度聴いたら「ヒ~ハ~ヒ~ハ~からっキー!」のフレーズが耳から離れない京都激辛商店街テーマソング「ヒ~ハ~からっキー!!」が誕生しました。
“商店街と言えばお祭りでしょ!”
平成24年3月18日、『「辛い!」だけじゃない「旨い!」だけでは物足りない!』のキャッチフレーズを掲げ、「辛くて旨い=辛旨(からうま)」ナンバーワンを決める大会「KARA-1グランプリ」の第1回大会が地元向日市で開かれました。
ありがたいことにKARA-1グランプリは1回目、2回目、3回目と回を重ねるごとに来場者が増え、第3回のKARA-1グランプリでも数時間で5万人を超える来場者数を記録しました。
おかげさまで京都激辛商店街は、誕生以来、加盟店も順調に増え、2014年4月現在で36店舗を数え、KARA-1グランプリについては毎年たくさんの取材、特集を組んでいただき、多くのお客様にお越しいただけるようになりました。
これまで私たち京都激辛商店街は、次の3つの想いを常に意識して活動してきました。
- 京都向日市を1人でも多くの方に知っていただきたい。
- 京都向日市に1人で多くの方にお越しいただき、1人でも多くの方に楽しんでいただき、笑顔になっていただきたい。
- 京都激辛商店街でしか味わえない辛くて旨いものや、感性をピリリと刺激するイベント、商品を1人でも多くの方に堪能していただきたい。
2014年からはさらに、4つ目の想いとして、「京都向日市から日本を活性化、元気にしていく」ことを掲げ、活動していきます。
まずは、お越しいただいた方に、より一層、京都激辛商店街を楽しんでいただけるよう、京都激辛商店街案内所をオープンします(2014年内予定)。
さらに、海外からの参戦も予定される、進化した第4回KARA-1グランプリも実施いたします。
これまで通り、激辛マニア向けの辛さから、激辛初心者向けの辛さまでを取り揃え、より多くの方に辛いという味覚を存分に楽しんでいただくという基本姿勢を忘れず、さらなる進化を遂げていく京都激辛商店街に、ご期待ください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。